思春期の憧れが現実になる瞬間──“隣の美魔女奥様と交わった午後”体験談

【第一章:午後三時、風鈴の音とともに】

私が彼女を初めて意識したのは、十三の夏だった。

隣に住む「高村さん」は、町内でも知られる美人だった。スレンダーな身体を包むワンピースの下にあるものを、私はまだ“何か”としか理解できていなかったが、胸の膨らみや、滑らかな腕、色香の漂う動きに、なぜか目が離せなかった。

そして今、私は十九歳。大学進学で地元を離れていたが、久しぶりの帰省中、玄関先でバッタリ再会した。

「まぁ、〇〇くん? ずいぶん大人っぽくなったわね」

彼女は笑っていた。目尻に少しだけ刻まれた皺が、逆に色気を増していた。肩までの黒髪が揺れて、彼女はほんの少しだけ、香水とは違う、女性の匂いを漂わせていた。

「よかったら、冷たいものでも飲んでいかない?」

その言葉に、私はただうなずいていた。心の奥で何かが軋むように鳴っていたのを、無視できなかった。


【第二章:許されない午後、堕ちる音】

彼女の家は静かだった。ご主人は仕事で、帰りは遅いらしい。

「少し、暑いわね」

そう言いながら、彼女はキッチンで氷の入った麦茶を注ぎ、私の隣に腰を下ろした。胸元の空いた白いブラウス。首筋から鎖骨にかけて汗がきらめいていた。

私は、彼女に見られないように、何度も唾を呑み込んだ。

「昔、よくうちの前で遊んでたわよね。ほら、シャボン玉飛ばしてた。覚えてる?」

「……はい」

「もう、男の人の顔してるのね」

言葉の意味を捉えようとする前に、彼女の指先が、私の手に触れた。ひどく細く、でも意志のある指だった。呼吸が浅くなる。目をそらせない。

「こっち、来てみて」

そう言って彼女は私の手を取り、リビングの奥、障子の向こうの畳の部屋へと誘った。

畳の香り。障子から差し込むやわらかな陽。カーテンがゆらぎ、白い風が部屋の奥へ滑り込んだ。

「好きだったんでしょ? 私のこと」

目が合った。問いかけではなかった。知っていたのだ、すべてを。

私は応えるように、彼女の腰に触れた。細く、しなやかで、でも芯がある。彼女は逃げなかった。唇が、ゆっくりと重なった。

息が合わさり、舌が触れた瞬間、世界の音が消えた。ベロキスという言葉が、この瞬間を説明しきれるとは思えない。貪り合うでもなく、ただ、求めるように、溶けていくように。

彼女は私のシャツのボタンを、ゆっくりと外しながら言った。

「ゆっくりね、今日は一日、あるから」


【第三章:何度も溶けて、終わらない午後】

畳の上に、彼女はゆっくりと横たわった。白いスカートが膝まで上がり、なめらかな脚が露わになる。肌は陶器のようで、それでいて血の気を帯びていた。

私は彼女の身体に触れながら、夢の中にいるようだった。柔らかく、でも芯があって、抱きしめるたびに深くなっていく。

胸に手をあてたとき、彼女は目を閉じて、小さく頷いた。

「そこ、好きなの」

そのひとことで、私は理性を手放した。

彼女の身体のすべてが、官能の楽器だった。触れるたび、彼女はゆるやかに反応した。指の動き、舌の温度、吐息の乱れ。すべてが快楽の方程式だった。

奥深くで重なり合ったとき、彼女の指先が私の背にまわる。私を導くように。溶け合うリズムは自然と整い、何度も、何度も、身体がひとつになるたび、境界が曖昧になっていった。

「まだ…?」

「……ううん、もっと、来て」

終わりはなかった。射精してもなお、彼女の肌に触れるだけで、昂ぶりが戻ってきた。彼女は受け入れ続けた。額に汗をにじませながら、それでも潤んだ瞳のまま、私を抱いていた。

何度目かの絶頂のあと、私は彼女の横に倒れ込んだ。陽が少しだけ傾いていた。

「……ずっと、こんなふうに思ってたの?」

彼女の問いに、私はただ頷いた。

「うれしいわ。でもこれは、今日だけよ」

その言葉に、私はなぜか救われた気がした。たぶん、それ以上望まないと決めたから。

彼女は静かに立ち上がり、冷たい麦茶をもう一度注いでくれた。

陽の差し込む和室のなか、私たちはしばらく、なにも話さなかった。心と身体が全部使われたあとの、静けさだった。


【余韻の一文】

触れた唇の感触よりも、背中に残った爪痕のほうが、ずっと深く、熱かった。

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